NASを作る その1 起動音のサルベージ
長年にわたって工作を続けてきたマシン室ですが、設備としてはほぼ完成したので、
次は我が家の懸案であった NAS を作ろうと考えています。

NAS なんてもんは市販の NAS ポチッとクリックして買えば
翌日には届くよーな代物ではあるのですが...

おや、こんなところにこんなものが...

CIMG3443.jpg









写真で見ても、かなーりボロい筐体ですが実はこれ
SGI社(Souka Gakkai International じゃねぇぞw Silicon Graphics, Inc. です)製の
スーパーコンピューター Indigo2 です!
ひでのふぐらいのおっさんエンジニアであれば絶対知ってるはずですw
ちなみに新品価格は最低さんびゃくまんえんですw

とゆーことで、罰当たりにもコイツのガワだけを利用して、
中身を総とっかえして NAS に仕立てようとゆー魂胆です。
2Uなので、ラックマウントするにも丁度いい感じです。
ただし、耳はないので何がどうあっても棚置きにするしかないですが。

さあ、果たして目論見通りうまく行くのかは、これからやってみないとわかりません!

とゆーことで、まずは蓋を開けてみます。
上の写真の赤丸の長い鉄の棒を引っこ抜き、
黄丸のツマミを二つ同時に上に押し上げると、蓋が外れます。

CIMG3442.jpg









ジャンクなので CD-ROM はおろか HDD すらありません
実は SGI製のコンピュータは起動する時に特徴のある起動音がするとゆーことなので
中の基盤を壊してしまう前に、この音のサルベージを試みます。
火を入れてみるととりあえず BIOS は起動したよーで、音もちゃんと採れました!

とゆーわけで、サルベージした起動音を公開したいと思います。
SGI製のコンピュータの、ほかのマシンの起動・終了音はここで公開されているのですが
どういうわけか、この音だけは公開されていないようです。

indigo2_R4000.mp3

終了音もある可能性が高いのですが
ディスクも何も無い状態では引き上げるのは無理っぽいです。


※スーパーコンピューターは盛り過ぎですw 正確にはワークステーション。


【2015/01/07】 NAS | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
NASを作る その2 indigo2 の分解
とゆーことで、さっそく indigo2 の破壊分解を進めて行きます。

おっと丁度お誂え向きにこんなものをひろったぞ...
indigo2 オーナーズマニュアル(英語)

155ページから分解手順が載っているので、それに沿って進めて行きます。
大まかな順番としては

グラフィックボードの抜去(161ページ)
 ↓
拡張スロットの抜去(191ページ)
 ↓
電源ユニットの抜去(176ページ)
 ↓
5インチドライブトレイの抜去(185ページ)
 ↓
3.5インチドライブトレイコネクタ基盤の抜去
 ↓
CPUベースボードの抜去(185ページ)

ってな感じになります。
CPU とメモリは外さなくても大丈夫ってゆーか、外さない方が良いでしょう。

基本的にはマニュアルに沿って分解して行けば大丈夫なはずなのですが...

・長さと径が同じな癖にピッチが違うネジを混在して使用しています。
→ どこにどのネジが使われているのか、ちゃんと把握しておこう!

・3.5インチドライブトレイの裏にねじ止めされている
コネクタの基盤も抜去しましょう。
マニュアルに記載はないけれど、難しくはないです。
手順としてはこんな感じ
 ▽トレイとマザーボードを繋ぐ、マザーボード側のコネクタを外す。
 ▽トレイ裏の、コネクタ基盤を繋ぐネジを4本外す。
 #長い&大きなワッシャのネジ2本と、短&小さなワッシャのネジが別々に
 2本あることに注意。

で、問題はCPUベースボードの抜去だったりします...
ちなみにマニュアル通りにやっても、外れませんw

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【2015/01/28】 NAS | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
NASを作る その3 CentOS のインスコ
ぐーぐる先生に教わった内容だと、結構簡単そうにみえたんですが
なんだかんだ言って丸一日嵌ったので、嵌りポイント毎に解説したいと思います。

※ 文中の URL の頭の部分は
http://ftp-srv2.kddilabs.jp/Linux/packages/CentOS/6.6/
を省略しています。適宜補完してご利用くださいませ。

▼ 結論として

下記の手順でうまく行きました。

1.isos/x86_64/ から CentOS-6.6-x86_64-minimal.iso をダウンロード
2.LinuxLive USB Creator で起動可能なUSB メモリを作る。
3.BIOS で USB メモリからブートするよう設定。
4.内臓 NIC を有効に設定。
5.URL からのインスコを選択。
NIC に 固定IPアドレスを振り os/x86_64/ からインスコするように設定。

あとは通常の CentOS のインスコと同様に行うことができました。

▼ 嵌りポイント

1.CentOS 7 を選択。
・これを USB メモリから起動しようとすると「Fast TSC calibration failed」
とか言われて全然先に進みませんw
・どうもカーネルのバグっぽいらしく、回避方法も無いわけではないようなのですが
そこまでして CentOS 7 を使いたい気もしないので、CentOS 6.6 でやることに。

2.USB メモリが悪い?
・手持ちの 1GB のUSB メモリだとちゃんと /dev/sdb1 を認識するのに
16GB の USB メモリだと /dev/sdb1 を認識せず、USB メモリの中身が参照できません。
・同じ手順で LinuxLive USB Creator 使って作ってるのにね。
16GB のメモリの方でもブートはできんのにね。よくわからん...

結局 16GB の USBメモリでブートしたあと、
ネットワークインストールを試みることで解決。

3.UEFI なのか USB なのか
・これも 1GB の USB メモリだと、UEFI 起動を選択すると良い感じに
インスコが始まるのですが、16GB の USB メモリだと GRUB で止まっちゃう。
・多分これも 16GB の USB メモリが /dev/sdb1 として認識できていないのが原因か。

4.インスコ中「Unable to read package metadata from repository」と言われる。
・これは 1GB の USB メモリで進めていた時に発生。
・要は USB メモリの Package 配下の内容がおかしいのが問題のようで
これも os/x86_64/repodata/ から落としてきた内容を、USB メモリにコピってやれば、
先には進めることができる。

5.リポジトリに「alsa-lib-1.0.22-3.el6.x86_64.rpm」が無いとか言われる。
・これは4.の続き。多分 USB メモリの repodata の中身と Packages の中身が
不一致なのが問題なんだと思う。
・じゃあ Packages の内容も os/x86_64/Packages の内容を USB メモリに
コピってやればいいのかと思うけれど、1GB の USB メモリには入りきりませんw
minimum の場合に必要な rpm のリストは一応作っておくけれど意味あるかな?
・結局これはネットワークインストールを行ったので正しい手順は不明のまま。

▼ 設定

NAS の要件としては
省電力のために、余計な命令は1サイクルたりとも実行しない
ですので、chkconfig --list の結果はこの有様w
iptables まで止めるところに漢気を感じてほすぃw


auditd 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
blk-availability0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
crond 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
ip6tables 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
iptables 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
kdump 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
lvm2-monitor 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
mdmonitor 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
messagebus 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
netconsole 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
netfs 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
network 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
postfix 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
rdisc 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
restorecond 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
rsyslog 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
saslauthd 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
sshd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
udev-post 0:off 1:on 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off


ここから真っ先にいれるのは emacs と epel-release
この二つがないと何もやる気が起きないw
OS用のSSD は十分な容量があるので、何かを突っ込むこと自体は別に気にしない。

最後に sshd のポート番号を変えて、公開鍵をインスコしたらひと段落。

続きに、今回買った機器のアフィリを載せています。

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【2015/02/23】 NAS | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
NASを作る その4 RAID と Wake on Lan の設定
大して難しそうなことでもないし
結構みんなできていることなのに
どうしてこうも嵌るのか...

どうも、思わずドブの青春時代がフラッシュバックしてしまったひでのふです。

とゆーことで、今回は RAID と Wake on Lan の設定です。

▼ RAID の設定

1. RAID のディスクを配線し、RAID の BIOS で RAID1 を組む。
 → RAIDのBIOSを起動するには、電源投入後に CTRL+m です。
 → 間違って RAID0 で組まないようにねw
 → HyperDuo は片方のドライブを SSD にして、高速化を図るものです。
 今回は関係ないのでこれも選ばないように。

2. マザボのBIOSからRAIDのディスクを認識していることを確認。
 → HDD ベンダーの名前では無くて、RAID チップベンダーの Marvell が見えるはず。

3. parted を yum でインスコ。
4. parted /dev/sda を実行。
 → /dev/sda の部分は当然システムによって変化します。
 → 何かをする前に、ちゃんと Marvell の RAID チップが見えていることを確認。

5. mklabel gpt でパーティションテーブルを gptにする。
 → 第1の嵌りポイントがここ。
 → gpt にせずフォーマットしてしまうと、2TB以上の領域を認識しません。
 → 誤ったドライブに対してこのコマンドを実行すると、中身全部パーにw

6. mkpartfs primary ext4 %1 %2 で必要なだけパーティションだけ切る。
 → %1 が開始位置、%2 が終了位置で、単位はメガバイトです。
 → 同じパーティションの容量を後から増やすのはめんどっちい感じなので
 容量は慎重に設定しましょう。

7. quit で抜けてリブート。USBから立ち上げる。
8. 既存に上書きしようとすると、6. で切ったパーティションが Unknown で見えている
はずなので、そこにファイルシステムに ext4を設定しマウントポイントを割り当てる。
9. その後はふつーに上書きインストール。
 → ひでのふがインスコしなおししているのは、単にひでのふがヘボいだけですw

▼ Wake on Lan の設定

1.BIOS で Wake on LAN を有効にする。
2./etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 に下記の行を追加。
ETHTOOL_OPTS="wol g"

 → ここまでは教科書通り。どこ見ても書いてある内容。

3. 1回だけ /sbin/halt -h で落とす。
※ これ以降は shutdown -h now でOK
 → ここすっごいポイントです!
 → 同じように Wake on Lan が上手く行っていないとゆーなら、ぜひお試しを。
 → なんでこれで上手く行くのかは、めんどっちいので調べていませんw

4. /etc/rc.sysinit に以下の1行を追加
shutdown -q -h 02:00 &

 → 夜中は使わないので、2:00 に電源を切るようにしました。

【2015/03/12】 NAS | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
NASを作る その5 電源用のステーを作る
あったりまえですが、indigo2 は現代の ATX規格とかそんなものとは
全く互換がありません

なので、背面にはかなりハードな金属工作を施して
かなり無理矢理 ATX互換のマザボが設置できるようにしなければなりません。

なるべく背面の工作を少なくするべく、

マザボを筐体中央に配置する → 背面のコネクタを短い延長ケーブルで繋ぐ。

とゆー案も考えたのですが、
・コネクタ(レセプタクル)の入手がムリゲーっぽい。
・ケーブルとレセプタクルの加工もやっぱりムリゲーっぽい。
ので、どーにか背面に直接マザボのコネクタをこんにちわさせることにしました。

【まずは電源用ステー】

電源は 2Uのラックマウントにする必要がある以上、意外と選択肢が限られます。
ふつーの ATX電源だと、筐体内に収まりませんw

で、結局選んだのは玄人志向の KRPW-TX300W/90+。
省電力マシンなのでこれでも容量には余裕がありますし
値段もこなれているうえに80PLUS GOLD。
これより容量の小さいACアダプタ型のATX電源の方が高いぐらい。

元々の電源は、電源の背面が直接筐体の背面に出ている(ふつーのATX電源と同じ感じ)
ので、そのままだとサイズが合わないので、ここは仕方なくステーを自作することに。

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【2015/11/25】 NAS | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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