胃がん脳転移
去年切った父親の胃がんが脳に転移した。
転移性脳腫瘍ってやつだ。

胃がんが腹膜や肝臓に転移する前に脳に転移する珍しいパターンであり
そのため発見も遅れた。

しかし、2004年11月の時点では、MRIの画像ににそれらしいものはなかったそうだ。

今日、主治医と家族で今後の治療方針について話し合う。
最初、主治医は「いつ死んでもおかしくないので、治療をせずよりよい余生を送るか
それとも、僅かな可能性に賭けて治療を行うか?」
との趣旨の説明だった。
治療を行うにしても、ガンマナイフは適用できず、放射線の全脳照射と抗がん剤
の投与を行うと説明を受ける。

我が家では、本人に告知し、ガンマナイフによる治療を行うことでコンセンサス
が取れている。
で、主治医に「とりあえずガンマナイフでお願いします」と切り出し、昔は確かに
適用ではないが、今は違うんですと力説したところ、紹介状の用意と次の病院への
引継ぎを快諾してくれた。

主治医も次の病院に連絡し
「画像を見ないとなんとも言えないが、うちで引き受けます」
って反応は予想外だったようで、
主治医曰く「勉強になりました」とひとことぽつりと。

とりあえず一歩前進といったところか。
【2005/08/01】 病気 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
胃がん脳転移 前夜
ここまでに来る経緯をまとめると...

昨年4月に胃がんが見つかる。
がん自体は粘膜下層までで留まっていたが、手術後の病理検査で
リンパ節への転移が認められた。ってことはⅡ期だったわけだ。

手術後は順調に体力を回復し、普通に仕事ができるようになり1年が経過。

今年5月に胆管の狭窄、リンパ節の腫れがMRIで確認されたため
TS-1の服用を開始。

また、今年7月頃から
・些細なことで怒るなどの精神症状がみられる。
・短期記憶に障害がみられる。(覚えられるが、思い出せない)
・嘔吐。
・強い頭痛。
などの症状が見られるようになる。

そして7月下旬、その日も嘔吐が激しく周囲の強い勧めによって
ようやく救急外来で診察を行う。

その結果、胃がんが脳に転移していたことが発覚した。
【2005/08/07】 病気 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
胃がん脳転移 ガンマナイフを目指して
8/3にガンマナイフを受けるべく、母と義弟を連れ病院へ向かう。
診察は大変混みあっているため、昼休みに受診できるよう配慮いただく。

受診してみたところ、以下の見解を窺った。
・無治療なら余命は数ヶ月である。
・MRIの画像から、脳腫瘍はおおよそ9箇所確認できる。
・一番大きい腫瘍で3cm。
・他の腫瘍も1~2cm級と比較的大きい腫瘍である。
・このような腫瘍にガンマナイフを適用すると、やはり正常細胞への影響が大きい。
・このままガンマナイフを適用しても、腫瘍に十分な線量を当てることが出来ず
中途半端な結果に終わってしまう可能性が高い。
・よって、まず全脳照射で全体的に腫瘍を縮小させる必要がある。
・腫瘍の数からみても、相当数発見できない小さい腫瘍があるはずであり
これらを叩くにも全脳照射は有効である。

前回受けた説明での認識より、現状は厳しかった...
全脳照射後、ガンマナイフができるようになる可能性が5割。
その後ガンマナイフが奏効する可能性が5割。
合わせて2割5分と言ったところだろう。

しかし、道は狭まったが途切れたわけではない。
ちなみに、全脳照射を行うと、その後の再発率は1/2~1/3程度になると
説明を受けた。
医者も「やっていいと思いますよ」との後押しで、全脳照射への決意を固めた。

個数の制限は外れていたとの認識は正しかったのだが
腫瘍の総体積による制限に引っかかっていると理解した。

やはりガンマナイフと言えども、決して魔法の杖ではないのだ。

帰ってきてから、父親に包み隠さず報告する。
全脳照射にせよ、ガンマナイフにせよ、これ以上治療を進めるなら覚悟を
持ってもらう必要がある。
川崎大師で買ってきた達磨に、再度の現場復帰を願って黒目を入れた。
【2005/08/07】 病気 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
胃がん脳転移 全脳照射開始
8/9に放射線科の医師に診察を受ける。

治療方針としては週5回、1回あたり3Gyを2週。
線量としては姑息的ではなく、一般的な線量である。

先に父親を全脳照射の準備に向かわせ、医者にいろいろ聞いてみる。

父親はまだ体力的にも十分予後が考えられるため
線量を増やすことについて聞いてみたところ
この後ガンマナイフを考えるのであれば、ぎりぎりの線量であり
むしろ全脳照射の線量を減らした方がいいと思われるとの回答。

ちなみに、ガンマナイフは10~15Gyを一箇所に集中し
脳の全体的なダメージとしては2Gy換算で60Gyの線量に匹敵すると言われた。
ガンマナイフも放射線治療である以上、やはり脳の正常な細胞にも
ある程度影響が出るのは止むを得ないと言ったところなのか...

全脳照射の治療効果は1クールの通算線量と単純に比例するものではなく
むしろ、1回当たりの線量が多いほうが治療効果が高いと言われた。
もちろん、副作用も大きいわけであるが...

ガンマナイフの担当医の手紙には「家族の熱意に押されて」とあったらしい。
父親を診ているときのやさしい顔立ちと
自分と対峙しているときの厳しい顔立ちから
今自分の父親がどのような状況に居るのか、言われなくとも伝わってくる。

この医者は自分の父親を胃がんで亡くしたそうだ。
その時の無念は相当なものだったろう。
そして一言「胃がんは嫌な転移の仕方をする...」と。
【2005/08/10】 病気 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
我が家の家計 2005/08
今月の増加分:75474
今までの増加:-6402

西表・波照間紀行のツケは今月でおしまいです。
結局、為替の口座から15万卸して凌ぎました。
それと、今月はATMで卸した現金がいつもより多いです。
Suicaチャージ、パスネット2枚
それと時計の修理代がボディーブローのように効いてます。

【2005/08/25】 家計 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
胃がん脳転移 全脳照射が終わって
全脳照射が終わり、意志から家族で病状に関して説明を受ける。

MRIの写真を見たが、確かに腫瘍が小さくなっているようには見えない。
医師の説明では、むしろ前回の時点より大きくなっているとのこと。

放射線治療を行っても、腫瘍が小さくなるのは少し経ってからとの
認識だったが、やはり効いているのならこの時点で小さくなっていても
おかしくないとのこと。

最後に残されたのはTS-1とシスプラチンの平行投与。
これを腫瘍が小さくなるか、使えなくなるかまで繰り返すことになる。

抗がん剤でガンマナイフが適用できるまでに小さくなる可能性はない
わけではないが、奇跡に近いと言うことは妹と母親には説明しておいた。

ここにきて、父親が自分に全幅の信頼を置くようになってくれた。
「ヒデが先生の話を噛み砕いて教えてくれるからな」と。
確かに、自分がネットである程度の知識を増やしておいたのがよかったのか
主治医もきちんと合理的な説明をしてくれる。

後悔は、なるべくならしたくない。
【2005/08/25】 病気 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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