思い出し旅行記 えびちゅと中国 4/16 中国の寝台列車に乗る
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朝の目覚めはよかった。昨日たっぷり歩いたおかげだろうか。
部屋の中を家捜ししてみたら、引き出しの中に歯ブラシと石鹸と
トイレットペーパーが入っていた。
朝一でロビーに行き、昨日予約したホテルの予約状況を見るが、まだ回答なし。
どこのホテルに泊まればいいのかわからないのでは困るので、ちょっと焦る。
変換器を返してデポジットを受け取り、チェックアウト。紅磡駅へ向かう。
ホテルからは紅磡駅の隣駅もそう遠くないので便利だ。

紅磡駅についたが、まだ時間があったので駅周辺をぐるっと回る。
構内に中国国鉄の代理店があったので、そこで寝台列車の接続となる、
重慶→成都の新幹線の切符が買えるかどうか聞いてみたら、
買うことができるとのことなの買う。
代理店のおばちゃんのアドバイス通り、寝台電車が遅延する可能性を考えて
1時間半後の列車ではなく、それより1本遅い列車にした。
二人で311元とゆー値段に不信感を覚えるが、
代理店のおばちゃん自体は悪い人には思えなかったので素直に支払う。

近くにあるお菓子屋さん。優の良品零食物語とゆーどちらも日本をリスペクト
している店なのだが、優の良品はお土産物を志向しているようなので高すぎ、
零食物語は日本産のお菓子を輸入してそのまま売っているので、
日本で買うより3割近く高い。どちらも高すぎるので近くのコンヴィニで
水と一緒にドンパッチと味覚糖の牛乳飴を買う。

朝飯は構内商店街の2階のマクドナルドじゃない方のカフェで。
えびちゅはトーストとハム目玉焼き。ひでのふは香港焼きそばとカプチーノを頼む。
食券購入式のカフェテリアだが、キャッシャーと意思疎通が上手くいかなくて
苛つくが、カウンターは次から次へと物凄い勢いで客を捌いていく。
えびちゅには先に席を取らせて待っていてもらった。
飯はまあまあと言った所か。えびちゅが食い切れそうもなかった目玉焼きを
一つ奪って焼きそばの上に乗せて食べた。
カプチーノはこっちにきてからはじめてのマトモなコーヒーで、ちょっとホッとする。
席の近くには、どこからか迷い込んできたスズメが床に零れた食べかすを
頂戴しにきていた。

出国手続はあの深圳湾口岸の混雑振りは一体なんだったんだって言うくらいで
スムーズに事が運ぶ。えびちゅに「この電車で香港から中国に行くんだよ」と言うと
電車で国境を越えると言う事実にびっくりしていた。
待合室で運良く無料PCが置いてあり、自分のメールをチェックすると明日泊まる
成都の5つ星ホテルがちゃんと予約されていた。残念ながらプリンターまでは
ないので、バウチャーの内容をメモに書き写す。
列車は残念ながら中国側のかなりボロい軟座でがっくりだが、早めに切符をかって
おいたおかげか、進行方向向きの席を確保できていたのはラッキーだった。
この列車には食堂車も連結されていたのだが、朝飯をすでに食べていたので、これは
スルーする。実際、席を立つ人も少なく、車内販売の売れ行きも芳しくないようだ。
水は車内で配布された。買う必要は無かったようだ。
コンヴィニで買ったコーラ味のドンパッチを食べてみて、
えびちゅは食べられないだろうと思ったが、普通に食っていた。

広州直通列車は、同じ線路を走る地下鉄を追い抜かないようで、結構遅い
深圳の羅湖口岸に差し掛かったあたりで、えびちゅに「そろそろ国境を越えるよ」と
伝え、「香港香港香港」とつぶやいていたのを、国境を越えたところから
「中国中国中国」と変えてやったらなかなか喜んでいた。
列車は中国国内になったら早くなるかと思いきや、あんまり本気出してこない。
途中トイレに行って、鍵の掛かっていないドアを開けたら、中から怒った中国人の
ばあちゃんが出てきてこっちがびっくりして、出るものも引っ込んでしまった。
結局、広州東駅には30分遅れで到着。国際列車ゆえか、出口へ向かう行列から
外れて、先頭の機関車の写真を撮りに行こうとしたらえら怒られたw

広州の天河口岸は深圳に比べればずっとマシな混雑だが、機関車の写真で寄り道
していたらすっかり出遅れて抜けるのに20分かかってしまった。
そこから地下鉄で海珠広場駅へ。地下鉄はほぼ始発だったので最初は大して混んで
いなかったのだが、途中駅から激混みに。その上広州の人民は「降りる人が先」とゆー
基本的技術が身についていないので、混雑にさらに拍車をかけている。
ちなみに途中駅の公園駅等では、降車側と乗車側で両方の扉が開くので
少しはマシになっているようだ。

海珠広場駅で降り、意味なく歩道橋を上り下りしてから、香港のそれとは関係ない
鴻星海鮮酒家に行き、海鮮料理を食べることにする。
ここはジャスミン茶でさえ12元取る高級店なのだが、
結構恰幅のよさそうな中国人客で、店内は盛況だった。
係りのチャイナドレスの美人のお姉さんは英語なんか通じないけれど、あちらも商売。
気合で生簀から注文を選ぶことを伝えた。
生簀を回ってみると...いるわいるわキロ8000円の、一匹辺り2kgはありそうな
ものごっついイセエビから「蛇」「カエル」「ゲンゴロウ」と言った中華ならではの
ゲテモノ食材まで。まさに食べる水族館の名は伊達ではなかったと言えよう。
そんな中でも、えびちゅが「おいしいのみつけた」と言ってキングクラブを食べたいと
言ったのでそれを注文することに。
ついでに野菜不足解消のために莞菜?と言うなかなか美味しい菜っ葉の清炒を頼む。

キングクラブは見た目は凄かったが、結論から言えば大失敗だった。
まず、殻はついたまま出てくるので、殻をむくために手がベタベタになってしまい
この時点でもう勘弁である。その上えびちゅは「からい」だの「にがい」だの
言って全然食べようとしない。仕方が無いので赤ちゃん食べでなんとか食わせる。
清炒莞菜の実力からみるに、注文さえ間違えなければ美味しい店なんだろう。
支払いはこれに米飯を加えて396元。手持ちがないので銀聯カードで支払う。

混んでる地下鉄で広州駅へ。広州駅とーてーもデカイ。駅の周りには人民が屯していて
デスペラードな雰囲気をかもし出している。改札を抜けホールに入るとそれ以上の
密度で人民が屯している。そんな人民を尻目にVIP専用候車室へ向かう。
もう手持ちの人民元が少なくなって来ていたので、えびちゅをVIP専用候車室に
一人置いてATMを探しに行った。構内には銀聯マークしかついていないATMが
1台あった。やはり銀聯カードでは現金は下ろせなかったが、どういう訳かVISA
カードから
お金を2000元引き出すことができた。

一人VIP専用候車室で待つえびちゅはさぞ大人しくしていることだろうと急いで
戻ったが、えびちゅはVIP専用候車室のふかふかのソファーでふんぞり返り
随分とご満悦の状況だった。人民用候車室は列車ごとに候車室が割り当てられて
いるので乗り遅れる心配というものが無いのだが、VIP専用候車室は自分で
電光表示板を見て行かなければならないので気が抜けない。
ホームに向かうと、同じく重慶行きK688列車に乗る人達が沢山ホームに向かっている。
えびちゅに「この人達全員おんなじ電車に乗る人だよ」と言ったら「席あるかな?」と
少々不安げな様子であった。

軟臥車の昇降口の前では女性の服務員が検札を行い、替わりにベッドを割り当てた
プラスチックのカードを渡してくれる。乗り込んだ軟臥車のコンパートメントには、
まず若いお母さんとそのコドモが来たのだが、お母さんはどこかに行ってしまい、
かわりにおばあちゃんが同室になった。
さすが中国国鉄。男性と女性を別室にするとかって発想は無いように見える。
マゴは最初「ママーママー」と煩かったのが、そのうち諦めたようで大人しくなった。
マゴは明らかに卸したての服を着て、男の子なのに爪には黄色いマニキュアが塗られ
明らかに気合の入った綺麗な格好をしている。さすがVIP専用の軟臥車だ。
VIP専用の軟臥車はトイレも一応洋式があるのだが、なぜかずっと使用中で
写真を撮るタイミングを逃してしまった。

列車が出発して暫くすると、服務員が身分証のチェックにやってきた。
本人以外は切符が買えない中国であるが、実際に身分証のチェックをされたのは
これが初めてだった。
最初は見知らぬ外国人にビビっていたマゴとえびちゅであるが、しばらくすると
打ち解けてきて国際交流を始めた。マゴはエンジンがかかると全く人見知りせず
中国語で一方的にえびちゅをバリバリ引っ張る。一方えびちゅは遠慮がちだ。
おばあちゃんは、最初ひでのふの差し出した非常食の歌舞伎揚げを頑として
受け取らなかったが、梨を剥いてくれたりえびちゅに牛乳をくれたりと
なかなか仲良くなった感じ。
筆談もちょっとしてみたが「回家」の意味がわからなくて上手く行かなかった。
一方えびちゅも慣れてきたらクレヨンしんちゃんを日本語で読んでやったりして
なかなか国際交流も順調に行っているようだ。おばあちゃんもマゴの世話から
解放されるのは満更でもなさそうだ。

列車は最初の停車駅に止まった時点ですでに30分遅れ。中国国鉄は日本と同等と
までは行かないものの、それほど遅れることはないとのことだったが、
これどーなんのかなーとちょっと不安になる。
車内販売でジュースを買う。一本5元。やっぱり冷えてないw

晩飯は食堂車へ。遅い時間に行ったのでここでついに中国名物「没有」攻撃を受ける。
なんとか残っていた辛いスープにコンニャクでできた麺を入れたような物を注文。
それしかないようなので二人分頼む。ひでのふ的にはそれほど辛いとは
思わなかったのだが、えびちゅにはどうみても激辛だったので、ジュースを買ってやり
ジュースの甘みで頑張って食ってもらうことにした。
それでもやはり食える訳が無いので、見かねた服務員が「不辣」作り直してくれると
筆談で教えてくれたので、ぜひそうしてもらう。作り直す分の代金は取られなかった。
結局二つで10元。ジュース5元。

途中駅に止まったとき、丁度軟臥車のすぐ近くに売店が見えたので水を買いに走る。
一本3元なので、車内販売より2元安い。2本買う。
えびちゅは本人が上段に寝たいと言うので上段に行かせる。
何度も上段で登ったり降りたりの練習をし、香港では結局夜中に起きてしっことか
言わなかったし、本人も「しっこ大丈夫」と言うので安心して上段にやったが
結局これが大間違いだった。

車内を暗くして日記を付けていると、えびちゅが案の定「しっこしっこ」
言い出したので、手伝ってやるから速く降りて来いと言うものの、パニックに
なっていて意思疎通が上手く行かない。結局えびちゅが飛び込んでくるような
形で上段から降ろしたのだが、降ろした途端下段のベッドの上で
シッコモラッシャー炸裂w すぐに下段ベッドから引き剥がし、
廊下に立たせたのでしっこの大半はズボンに吸収されて被害はなかったのだが、
「やっぱりあんだけ寝る前にジュース飲んだんだもんなあ...」と
自分の判断力を悔やむ結果になった。

【2012/04/28】 えびちゅと中国 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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